『マナちゃん』も『花園』も非日常へとするりと冒険するお話で、別々の作品なのに、
あたかも同じ世界のウラとオモテ、夢とうつつ、昼と夜、姉と妹みたいな。人の心のな
かは見えないので、冒険の後もマナちゃんたちは変わらないのかもしれないよ。でも劇
を観た後の私はなにかが変わっていた。そんな劇です、両方とも、ぜひ!


―林成彦(青年団演出部/高校演劇サミットプロデューサー)








2006年京都大会の「全校ワックス」では「そのうちやろうと思ってたのに!」と地団駄を踏んだ。2013年ひたちなか大会の「マナちゃん」では影響されまいと歯を食いしばった。中村勉氏は偉大な先駆者で手強い同業者で尊敬する先輩で得がたい友人である。卒業生と芝居を作り続ける喜びを氏と共有できることを演劇の神様に感謝したい。本州の北の端から全力のエールを送る。演劇ユニット「チュム」の旗揚げに栄光あれ!


―畑澤聖悟(劇団渡辺源四郎商店主宰/青森中央高校演劇部顧問)